メガネ君の長期投資大作戦

このブログは株式投資をテーマとしております。

「君の膵臓をたべたい」〜コーヒーブレイク〜

 GW満喫中のみなさま、GWに働いてくださってるみなさまこんにちは。

 

 本日は投資から離れ、読みたてほやほやの文庫本について話してみたいと思います。

 

 表題のとおり、住野よるさんの「君の膵臓をたべたい」を先ほど読了しました。昨日、書店に寄った際、気になって購入しました。普段は書店で文庫本を購入することは珍しく、もっぱら中古本を買っているのですが、ハードカバーの頃から気になっていて早く読みたくて即買いしちゃいました。嘘ですすみません、せこいので買うか少し悩みました。

 

 最近、あまり小説を読めていなかったので連休を利用してまったり読んでやろうと思っていました。(過去形)

 

 ネタバレになってしまうので未読の方は以下を読まないでください。

 

 人と関わることが苦手な(というか関わろうとしない)「僕」はひょんなことからクラスメイトが余命わずかな大病を患っていることを知ってしまう。そのクラスメイトというのが今回のヒロイン「桜良」なのですが、この桜良の性格が主人公の「僕」と本当に正反対なんです。めっちゃ社交的で友達がたくさんいるタイプなんです。学生時代、クラスに1人はいましたよね笑

 

 「桜良」は自分の病について、家族以外には一切打ち明けてないのですが、「僕」にはあっさり打ち明けるんですよね。今までまったく絡みがなかったのに。なぜって「日常を壊したくない」。ただ、そうはいっても「自分の本来の姿をさらけ出したいっ」て気持ちもあるやないですか。そこで「僕」ですよ。「僕」は人にあまり関心がない。要はドライなんですよね。なので、桜良の病気を知ったからといって大騒ぎするわけでもなく、過度に同情するわけでもなく、それが桜良には心地よかったのかも知れません。僕は余命を宣告されたことがないのですがこの気持ちわかる気がします。

 

 「普通に皆はさ、生きるとか死ぬとかにあんまり興味ないでしょ」って桜良の言葉が文中にあるのですが、これにまさにはっとさせられて、余命宣告されたから日々を特別に大事に生きるとかはすごいナンセンスで、健康な人々も明日事故で死んでしまうかもしれない。要は日々の重要性に変わりはないよって筆者は伝えたいんですよね。

 また、この辺がラストの伏線になってくるのですが・・・

 

 この正反対の2人が惹かれあっていくという青春ストーリーなのですが、ハッピーエンドではないんですよね。ただ、なぜか読後感はスッキリしているんです。

 興味のある方は連休中にどうですか?

 

 いや~、でも小説は良いですよね、絵とか映像がないので読み手によって解釈の違いが生じてくる。住野よるさんの作品は初でしたが、また読んでみたいと思いました。

 投資本も良いですが、たまにはまったり小説も良いですよ。