生涯投資家を読んでみて
みなさんこんにちは
最近あまり更新できていませんでしたが元気にやってます。
けっこう話題になっていた村上氏の「生涯投資家」を購入し読みましたので紹介します。
村上氏は私が株式投資に興味をもったきっかけでもあるので書店で見つけて即買いしました。
税込み1836円と僕にとっては安くはない買い物となりました。
村上氏の考え方はアメリカ的であり、企業が無駄なお金を溜め込むことをよしとしないとする考え方をもっています。
そのため、内部留保を事業拡大のために投資へ回すことを求めたり、配当性向を高め株主還元を積極化するよう求めたりして企業側から煙たがられてきたいきさつが書かれていました。
しかし、株主が企業へこういったことを求めることは至極まっとうなことであるのではなきでしょうか。
ただ、今でこそ至極まっとうなことのように思えますが、当時はそのような主張は銭ゲバだとか金の亡者だとか思われてたみたいです。
といっても今でさえそういった風潮は日本に色濃く残っていますけどね。
おそらくこういうところが日本株のPEが米国株のそれより大幅に割安に放置されたまま修正されていない理由なんでしょうけどね。
日本企業は過去から銀行による間接金融を中心として成長してきましたから、株式による資金調達である直接金融の歴史が浅いです。
そのため、なぜか銀行等の債権者へ向いた経営がなされてきました。
ただ、株主は会社のオーナーです。
会社法にも書かれています。
本書を読んで少額投資の株主ですが、議決権はしっかり行使していこうと思いました。