【雑記】最強の消費喚起策
2012年のからのアベノミクス経済の恩恵を受け、多くの指標が改善しとりわけ日経平均株価は約2倍になりました。また、有効求人倍率に関しても引き続き堅調な数字を保っており、人手不足が叫ばれるような状況にまでなっています。
しかし、個人消費は思った以上に伸びず黒田総裁の物価上昇目標は達成できておりません。
引き続き日本経済が堅調に推移していくためには個人消費が鍵になってきます。
今後、消費税10%への増税も予定しているなか今まで以上の消費喚起が求められます。
消費が上向かないのは企業が内部留保を溜め込みすぎており給与水準が上昇していないとかちまたで言われてますが、確かに正社員の給与水準はあまり変わっていないかもしれません。
ただ、毎年のように最低賃金が上昇しているためアルバイトの給与水準は高まっていると思います。
ではなぜ消費に回らないのでしょう?
おそらく日本人の性格的な問題も大きな要因ではないかと思います。
日本人は質素倹約を美徳とし、また失われた20年という長期のデフレを経験したことで消費することへの抵抗感を持っているんですよね。
そのため、少しの給与水準の上昇ぐらいでは消費に回ることはなく、少しでも貯金しとこうって発想になってしまっているのかもしれません。
そんな日本人に消費してもらうには「お金をつかわにゃ損や」てな感情を抱いてもらえば話は早いわけです。
日本の家計の金融資産は右肩上がりで伸びております。
すなわち日本人が貧乏になってしまったわけではないのです。
そこで相続税を増税することで高齢者に死ぬまでに使わな損って思わせましょー!!
だってどーせあっちの世界にお金は持っていけないのですから…
【節約】投資以前にすべきこと
私は社会人になって3年目なのですが、学生の時から一人暮らししており一人暮らし歴は7年目になります。
学生の頃は親から仕送りしてもらっていたので毎月の食費以外の金銭面でシビアになることは少なかったのですが、就職してからはすべて自分で負担しなければならないので毎月の生活費にはシビアにならざるを得ません。
そんな私が一番シビアになっているのが固定費です。
固定費とは家賃、光熱費、通信費、保険料等、毎月の変動が少なく継続的に発生する費用のことです。
固定費は年間の支出額に直結してきます。
例えば新たに日経新聞を購読し始めるとします。
日経新聞は月額約4000円なので年間48000円の支出増につながります。
逆に月額7000円をスマホ代として支払っていたとしましょう。
格安スマホに代え、月額2000円の負担に減ったとすると7000円−2000円=5000円が毎月の支出減になります。
これを年間にすると60000円です。
要は固定費は基本的に大きく変動するものではないので一度決まるとその費用が継続的に発生してしまいます。
毎日の100円単位の支出に一喜一憂してるくらいなら少し時間をかけて固定費を見直してみませんか。
仕事前の缶コーヒー100円を我慢したとこで月2000円程度の削減にしかなりません。
むしろそのような我慢はストレスにつながります。そういった部分はざっくりしておき固定費をシビアに見ていく。
ゆるいところは緩く締めるところは締める。
このメリハリが大切だと思います。
【投資】本日の暴落に思うこと
本日、日経平均株価は122円の下げにとどまっていますが個人投資家中心のマザーズ指数は暴落となり私が保有する中小型株も暴落を食らっています。
私が保有する株式ではイーギャランティが6%強、マークラインズが4%強、パーク24が3%弱ともろに食らってしまっています。
理由としては個人投資家が北朝鮮情勢のリスク回避手段として値動きの大きい株式を売却し安全資産に転換したと考えられます。
証拠に安全資産の代名詞である金の価格は連続で値上がりを続けております。
しかし、 今回の下落局面では私は一切株を売っていません。
ここからさらに下がるかもしれませんが、下がれば安値で買えるチャンスだと思うようにしています。
こういった暴落局面で大打撃を受けるのはマザーズ銘柄に信用フルインベストし、年率50%程度の運用利回りを出してきた人たちなんですよね。
ひとたび暴落がくると歯車が逆回転し始めます。そして、自分が天才でもなんでもなかったことを悟るのです。
ただのギャンブラーだったと悟るのです。
私たち中長期投資家はこういった暴落局面に売りたくなる銘柄は買わないようにしようと決めています。
むしろ買い増したくなる銘柄を選んでます。
そうすると優良銘柄や優良ETFばかりのポートフォリオになります。
配当もらいながら、そして安値では買い増しながら、まったり株価の回復を待ちましょう。
そもそも株は安く買って高く売るものです。
短期投資家はいざ知らず、私たち中長期の投資家は安くなったら喜びましょう。
といってもまだまだ大した暴落ではないのですけどね。
【投資】日本郵政株の追加売却に思うこと
政府は9月中に日本郵政株を追加売却すると報道されています。おそらく日本郵政株にはネガティブに伝わる可能性があり少々株価が下落するかもしれませんね。
投資をしていると理論上おかしいんじゃないのかという事象に出会うことが多々あります。
そのうちの一つが親子逆転銘柄です。親子逆転とは子会社の時価総額が親会社のそれを超えていることです。
過去に村上ファンドが親会社である日本放送とその子会社フジテレビの親子逆転に目をつけ、日本放送の株式を大量取得し世間を賑わせたことがあります。
つまり日本放送の保有するフジテレビの株式価値が日本放送自身のそれを超えていたということです。
村上ファンドはそこに目をつけ日本放送株を取得することでフジテレビの株式を間接所有しようと試みました。
親子逆転現象はある種の一時的なギャップであり、理論上は親会社の株価上昇、若しくは子会社の株価下落でそのギャップが解消されるはずです。
そこに目をつけ投資を行うアイデアは面白いかもしれませんが、いつまでもこのギャップが解消されないリスクもあります。
ただ、子会社の時価総額が高く維持されていることは親会社の株価下落の下支えになり、親会社には投資妙味があるということです。
それでは代表的な親子逆転銘柄を探して見ました。
日本郵政(6178)は日本郵政グループの持ち株会社であり、傘下にゆうちょ銀行、かんぽ生命、日本郵便の三者がぶら下がっています。
上場企業である親会社である日本郵政の時価総額は6.1兆円、子会社であるゆうちょ銀行の時価総額は6.2兆円、かんぽ生命の時価総額は1.4兆円となっております。
ここで日本郵政とゆうちょ銀行の時価総額が逆転しています。(ゆうちょ銀行は日本郵政の完全子会社でないので純粋な親子逆転とは言えないかもですが。。。)
調べてみると日本郵政のゆうちょ銀行株の持ち株比率が74.1%であり、持ち株の時価が4.7兆円でした。また、かんぽ生命の持ち株比率は89%であり、持ち株の時価は1.2兆円でした。
単純に考えると日本郵便の時価総額は0.2億円になるということでしょうか。安すぎやしませんかね。
日本郵政はゆうちょ銀行株とかんぽ生命株を早期に全株売却することになっているため、日本郵政株に投資することは将来的に日本郵便に投資することになります。
日本郵便の将来性に希望を持てるのであれば今回の政府の日本郵政株追加売却で現在の水準より株価が下がるとき、最大の投資チャンスが訪れるかもしれませんね。
【投資】財務諸表を視覚的に!
株式投資を行う上で非常に大切になってくるのはその株式の価値を読み解く力です。
私は株式を分析する際、PBRやPERという定量的な指標を分析し、そのうえで事業環境や強みといった定性面をみていくことにしています。
ただ、最近の株価上昇で定量面で自信を持って全力で買いにいける銘柄はほぼ皆無なため、定性面を今まで以上に重視して投資を行っております。
そうはいっても定量面をまったく見ずに投資を行うことは投資ではなくギャンブルですし、定量分析で最低限投資するに値する銘柄であるかどうかを確認する必要があると思います。
今回、私が定量分析を行う上で参考にしているサイトを紹介します。
私は株式取引はすべてSBI証券で一本化しているのですが、この定量分析を行う際、とりわけ貸借対照表の推移を把握する際にはGMOクリック証券の「財務諸表分析」というページにお世話になっています。下図が一例です。財務諸表を視覚的に表現してくれているのです。特に貸借対照表の推移をみる際には重宝しています。
財務諸表って経理担当者じゃない人にとっては数字の羅列で色々わかりずらいんですよね。確かに読み込んでいけばいくほどわかるようになってくるんですけどそれでも読むのに時間がかかるんですよね。
上の図でいえば総資産が年々増えているのは一瞬で分かりますよね。そのうえでこの会社には有形固定資産が多いとか、短期借入金に比較して長期借入金が多いので比較的安定感のある借金ができているよねとか、無形固定資産が少しずつ増えてきているのでMAして事業拡大していく最中なのかとか、株主資本が潤沢にあるのでこの無形固定資産が減損しても東芝みたいにならないよねとか。
そんなことを一目見ただけで把握できるんですよね。
ここで少し気になった点があれば紙の財務諸表に戻って詳細を確認していく作業です。
GMOクリック証券には入金していないのですがこの機能を使わせてもらっています。
みなさんもぜひ使ってみてください。
ちなみに上の貸借対照表はパーク24のものでした。笑
【投資】8月末ポートフォリオ
あっという間に8月が過ぎ去り数日後には9月がはじまりますね。
それでは毎月恒例?のポートフォリオ報告を行いたいと思います。
本来、8月31日にこの記事を書きたいのですが平日で集計する時間が取れないのでフライングであげさせて頂きます。
そのため8月28日時点となっております。
◼︎日本株
パーク24
イーギャランティー
マークライン
BS11→優待用
現金
◼︎米国株
◼︎投信
大和 iFree NYダウインデックス
SMT米国株配当貴族指数インデックスオープン
今月の取引は
日本株においてはメディシスの新規買い付け、ウエルネットの全株売却、イーギャランティの一部売却、そしてパーク24の買い増しです。
また、米国株においてはHDV を買い増しております。
その他投信は自動積立を行なっております。
月次−0.5%
年次+8.7%
ウエルネット、イーギャランティの売却益への課税のため月次では微減となっております。
ウエルネットは決算発表を受け会社計画への疑問点から売却しました。もう少し上振れるのではと思ってました。そして今季の業績予想を非開示としたのが気になりました。
ただ、50円配は継続でキャッシュも潤沢なので当面は配当利回りが株価を支えるかもしれません。
今季以降で利益が想定通り出てこないとタコ足配当が続くことが心配ですが…
パーク24はジリ下げ基調で年初来安値付近で買い増しました。進捗も芳しくなく予想peはあてになりませんが、駐車場事業での圧倒的な地位、カーシェア事業でのさらなる拡大が続いてるのは月次からも明らかです。その上で買収した海外事業が本格的に利益に貢献してくると非常におもしろいことになるのではと妄想買いしてます。笑
HDV はもう説明の余地はありません。
米国株への転換の一種として買い増しました。
HDV は優良高配当銘柄で構成されているので日々の動きで一喜一憂しません。
ちなみに米国株資産は株式ポートフォリオの15%を占めています。(投資対象が米国株である投信の評価額を含む)
これからも米国株比率を高めていきたいと思います。
【投資】暴落の時こそ投資家の実力がはっきりわかる
北朝鮮のミサイル問題が露見し米国市場を株安が襲っています。株安というほどの下落ではありませんが…
私はチキンなので割高になってきた日本株を一部売却し、ポートフォリオに現金が積み上がっている状況です。
昨年のトランプショック後ではおそらく現在の現金比率が最大規模になっております。
と思って更新してたら昨日、パーク24をナンピンしてしまったのを忘れていました笑
現在のような株式市場が全体的に割高な場面では現金比率を意識して投資を心がけたいところです。
ただ、そうはいっても北朝鮮リスクが小さくなるとまた市場は上昇に向かう可能性は十分あります。
その際に上昇相場に乗りそびれる機会損失は投資を行う者としては辛い部分があります。
私はハワードマークスがいう「市場が振り子のどの位置に存するのか」を考えるように意識しています。
振り子は市場の熱狂と悲観を表すさまであり、時には熱狂に振れ過ぎる時がある。また、逆に悲観に振れ過ぎる時があることを意識し悲観に振れ過ぎた時こそ賢明なる投資家の動く時期です。
それでは現在の市場はどうなのでしょう?
間違いなく言えることは悲観に振れ過ぎているということはないということです。
世界的な低金利で金余りのいまおそらく楽観よりに振れている可能性が高いのではないでしょうか。
特に市場の一部ではアマゾンやグーグル等明らかに楽観的に評価されてる思われる銘柄群が目立っています。
周りに流されてこうした銘柄群に割高な価格で投資しない勇気も必要かも知れません。
最後にウォーレンバフェットの名言を借りて自分を戒めておきます。
「潮が引いた時、初めて誰が裸で泳いでいたかわかる」